1PM140|第1回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
20歳の女性。数年前より時々側頭部に発作的な拍動性の痛みがある。医療機関の検査では頭蓋内病変はないという。治療として誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
若年女性の反復する拍動性側頭部痛から片頭痛を考え、発作時の対応を選ぶ症例問題です。温熱が血管拡張性の拍動痛を増悪させ得ることを押さえます。
解説
数年前から反復し、側頭部に発作的な拍動性疼痛があり、頭蓋内病変が否定されていることから、片頭痛が考えられます。片頭痛では悪心、光過敏、音過敏を伴うことがあり、身体活動で増悪しやすいのが特徴です。
発作時に頭部を温めると、温熱による血管拡張や感覚刺激によって拍動痛が増すことがあるため不適切です。暗く静かな場所で休み、患者が快適と感じる冷罨法を用いることがあります。
ネーゲリーの伸頭法、側頭部圧痛点への軽い圧迫、頸肩背部の誘導マッサージは、国家試験上の施術法として挙げられます。ただし頸部疾患がある場合や発作中に刺激で悪化する場合は行いません。突然発症した最悪の頭痛、神経脱落症状、発熱、意識障害を伴う場合は片頭痛と決めつけず、救急評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.ネーゲリーの伸頭法を行う。:正しい施術として扱います。ネーゲリーの伸頭法は、頭頸部へ穏やかな伸展・牽引刺激を加える国家試験上の手技ですが、頸椎疾患などでは避けます。
- 2.側頭部の圧痛点に圧迫法を行う。:正しい施術として扱います。側頭部の圧痛点へ、痛みを増悪させない程度の軽い持続圧を用います。
- 3.発作時は頭部を温める。(正答):誤り。片頭痛発作時の頭部温熱は拍動性疼痛を増悪させることがあり、一般に避けます。
- 4.頸肩背部に誘導マッサージを行う。:正しい施術として扱います。頸肩背部の緊張を軽減し、頭部から体幹方向へ循環を誘導する目的で行います。
覚えるポイント
- 反復する拍動性頭痛は片頭痛を考える。
- 発作時の頭部温熱は悪化要因となり得る。
- 突然の激痛や神経症状は二次性頭痛として救急評価する。