1PM84第1回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)

消化性潰瘍について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

消化性潰瘍の疼痛部位、原因・増悪因子、造影所見、治療を問う問題です。古い国家試験の正答と、現在知られているヘリコバクター・ピロリ感染の扱いを区別して理解します。

解説

消化性潰瘍は、胃または十二指腸の粘膜が胃酸・ペプシンなどの攻撃因子により深く欠損した状態です。心窩部痛を生じることが多く、下腹部痛が典型ではありません。

この問題では、精神的・身体的ストレスが胃酸分泌、自律神経、粘膜防御などに影響し、潰瘍の発症や増悪に関与するという出題当時の整理から、選択肢2が正答です。現在はヘリコバクター・ピロリ感染と非ステロイド性抗炎症薬が主要な原因として重視され、ストレスは単独の原因というより発症・増悪に関与する因子として考えます。

バリウム造影では、潰瘍部に造影剤が入り込むニッシェが代表的で、陰影欠損は隆起性病変を示す表現です。抗菌薬はピロリ菌陽性例の除菌に用いられますが、すべての消化性潰瘍へ一律に用いる治療ではありません。吐血、黒色便、突然の激痛、筋性防御などは出血や穿孔の危険徴候であり、施術せず緊急評価を優先します。

選択肢の確認

  • 1.下腹部痛を生じる。:誤り。消化性潰瘍では心窩部痛や上腹部痛が典型で、下腹部痛が中心ではありません。
  • 2.ストレスが原因となる。(正答):正しい。出題当時の整理では、ストレスは潰瘍の原因・増悪因子として重視されます。現在はピロリ菌や非ステロイド性抗炎症薬も重要です。
  • 3.エックス線造影検査で陰影欠損像をみる。:誤り。潰瘍の代表的な造影所見は、造影剤が潰瘍陥凹に入るニッシェであり、陰影欠損ではありません。
  • 4.抗生物質が治療に有用である。:誤り。抗菌薬はピロリ菌除菌など特定の場合に有用ですが、消化性潰瘍一般へ一律に用いるという表現は不適切です。

覚えるポイント

  • 消化性潰瘍の典型的疼痛部位は心窩部・上腹部である。
  • 造影所見はニッシェ、隆起性病変は陰影欠損と整理する。
  • 現在はピロリ菌と非ステロイド性抗炎症薬が主要因として重要である。
  • 吐血・黒色便・筋性防御は施術禁忌となる危険徴候である。
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