1PM87|第1回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
いわゆる五十肩について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
いわゆる五十肩、すなわち肩関節周囲炎の症状、日常生活障害、増悪因子、予後を問う問題です。痛みの強い時期と拘縮が中心の時期で対応が異なることも押さえます。
解説
五十肩は、中年以降に明らかな外傷がなく肩痛と可動域制限を生じる状態の総称で、肩関節周囲炎や凍結肩が含まれます。結帯動作、結髪動作、上着の着脱などが困難となり、夜間痛を伴うことがあります。寒冷で筋緊張や痛みが増す人もいます。
経過は数か月から年単位に及ぶことがありますが、多くは炎症期、拘縮期、回復期を経て改善します。したがって「予後不良である」と一律にいうのは誤りです。ただし、糖尿病などを背景に可動域制限が長引く例もあり、全例が短期間で完全回復するわけではありません。
急性期に強い揉捏や無理な他動運動を行うと疼痛を増悪させることがあります。外傷後の変形、著明な筋力低下、発熱・発赤などがある場合は、腱板断裂、骨折、感染などを除外するため医療評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.肩関節周囲炎が一因となる。:正しい。五十肩の一因・病態として肩関節周囲の炎症や拘縮が関係します。
- 2.帯を結ぶのが困難となる。:正しい。背中で帯を結ぶような結帯動作は、肩の内旋・伸展を要するため困難になりやすい動作です。
- 3.痛みは寒冷時に増強する。:正しい。寒冷で筋緊張や循環低下が起こり、痛みが増強することがあります。
- 4.予後不良である。(正答):誤り。経過は長引くことがありますが、多くは回復期を経て改善し、一律に予後不良とはいえません。
覚えるポイント
- 五十肩では肩痛と多方向の可動域制限がみられる。
- 結帯・結髪動作と夜間痛が重要な訴えである。
- 多くは時間をかけて改善するが、強い刺激は病期に合わせて避ける。