2PM88|第2回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)
次の文で示す患者について最も考えられる疾患はどれか。「68 歳の男性。約100m歩くと左の殿部から下腿部にかけて疼痛が生じる。しばらくしゃがんでいると症状は消失する。」
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高齢者の歩行で生じ、腰を曲げたりしゃがんだりすると軽快する下肢痛から、神経性間欠跛行を見抜く症例問題です。姿勢で症状が変化する点が決め手です。
解説
68歳で、約100mの歩行後に殿部から下腿へ痛みが出現し、しゃがむと消失しています。これは腰部脊柱管狭窄症に典型的な神経性間欠跛行です。腰椎を伸展すると脊柱管や椎間孔が狭くなり、前屈すると広がるため、前屈姿勢で症状が軽快します。
血管性間欠跛行は立ち止まるだけでも軽快しやすく、姿勢との関連が弱い点が鑑別になります。進行する筋力低下、膀胱直腸障害、会陰部の感覚低下があれば馬尾障害を疑い、緊急評価が必要です。
選択肢の確認
- 1.腰椎分離症:誤り。腰椎分離症は若年のスポーツ選手にも多く、伸展時腰痛が中心で、この症例の典型的な間欠跛行とは合いません。
- 2.脊柱管狭窄症(正答):正しい。歩行で下肢症状が出て、しゃがむなど前屈で軽快するのは脊柱管狭窄症の特徴です。
- 3.脊椎骨粗しょう症:誤り。骨粗しょう症では圧迫骨折による急性または慢性腰背部痛が問題となりますが、前屈で軽快する神経性間欠跛行は典型的ではありません。
- 4.変形性股関節症:誤り。変形性股関節症では鼠径部痛、股関節可動域制限、跛行などが中心です。
覚えるポイント
- 神経性間欠跛行は前屈で軽快。
- 腰部脊柱管狭窄症では殿部から下肢へ症状が出る。
- 膀胱直腸障害は緊急の赤旗所見。