3PM137|第3回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第3回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態から考えて施術対象となる筋はどれか。「27歳の女性ワープロ作業中に肩から腕にかけての痛みとしびれがあるジャクソンテスト陰性、アレンテスト陽性、鎖骨上窩部の圧迫で痛みとしびれが上肢に放散する。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
症例の誘発テストから、頸椎神経根障害と胸郭出口症候群を鑑別する問題です。アレンテスト陽性と鎖骨上窩圧迫による上肢症状が決め手です。
解説
ジャクソンテスト陰性は頸椎神経根圧迫の可能性を下げます。一方、アレンテスト陽性、鎖骨上窩部の圧迫で上肢へ痛み・しびれが放散する所見は、腕神経叢や鎖骨下動脈が胸郭出口で圧迫される病態を示唆します。
前斜角筋と中斜角筋の間には腕神経叢と鎖骨下動脈が通るため、斜角筋の過緊張は斜角筋症候群の原因になります。ただし鎖骨上窩を深く強圧すると神経・血管を直接圧迫する危険があります。上肢の蒼白、冷感、脈拍低下、筋力低下があれば施術より医療評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.僧帽筋:誤り。僧帽筋の緊張は肩こりを起こしますが、この誘発テストの組合せの中心ではありません。
- 2.棘上筋:誤り。棘上筋障害では肩外転時痛などが中心で、アレンテスト陽性とは結び付きません。
- 3.斜角筋(正答):正答です。斜角筋間隙で腕神経叢・鎖骨下動脈が圧迫される病態が示唆されます。
- 4.大胸筋:誤り。大胸筋より、小胸筋症候群で胸郭出口症状が問題になりますが、本例の鎖骨上窩所見は斜角筋を示します。
覚えるポイント
- アレンテスト陽性は胸郭出口部の血管・神経圧迫を示唆。
- 斜角筋間隙を腕神経叢と鎖骨下動脈が通る。
- 鎖骨上窩へ深い強圧を加えない。