5PM140第5回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の病態を改善する施術部位はどれか。「30歳の女性。左の前腕尺側の疼痛としびれ感、手指の冷感とチアノーゼがある。アレンテスト陽性、スパーリングテスト陰性。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

上肢尺側の痛み・しびれに血流障害を伴う症例から、頸椎神経根症ではなく胸郭出口部の神経血管圧迫を見抜く問題です。

解説

前腕尺側の痛み・しびれは腕神経叢下神経幹、手指冷感とチアノーゼは鎖骨下動静脈系の圧迫を示唆します。アレンテスト陽性は上肢血流の障害を示す所見で、スパーリングテスト陰性は頸椎神経根圧迫を支持しません。したがって斜角筋隙や第1肋骨周辺を含む鎖骨上窩部、すなわち胸郭出口部が対象です。

ただし冷感・チアノーゼは血管性胸郭出口症候群や血栓などの可能性があり、単純な筋こりとして強圧してはいけません。脈拍低下、色調変化、腫脹、持続する神経症状があれば、施術より血管・神経の医療評価を優先します。

選択肢の確認

  • 1.後頸部:誤りです。後頸部は頸椎神経根症の施術部位になり得ますが、本症例はスパーリングテスト陰性です。
  • 2.鎖骨上窩部(正答):正しいため正答です。鎖骨上窩の斜角筋・第1肋骨周辺で腕神経叢と鎖骨下血管が圧迫される病態を示唆します。
  • 3.肩甲間部:誤りです。肩甲間部は本症例の神経血管絞扼部位ではありません。
  • 4.棘下部:誤りです。棘下部は棘下筋や肩甲上神経領域で、上肢血流障害の主な絞扼部位ではありません。

覚えるポイント

  • 尺側症状+冷感・チアノーゼは胸郭出口部を考える。
  • アレンテスト陽性は血流障害を示唆する。
  • スパーリング陰性は頸椎神経根症を支持しにくい。
  • 鎖骨上窩の血管・神経を強く圧迫しない。
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