8PM127|第8回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第8回午後(科目未分類)
次の患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。「35歳の女性。右前腕尺側から小指の痛みとしびれ。アレンテスト陽性、ライトテスト陰性。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胸郭出口症候群のうち、どの部位で圧迫されているかを誘発テストの結果から判断する問題です。
解説
アレンテスト(モーレイの圧迫や頚部回旋を伴う手技として用いられる誘発法)が陽性で、ライトテスト(過外転テスト)が陰性であることから、小胸筋の下や烏口突起下での過外転による圧迫ではなく、斜角筋隙での圧迫、すなわち斜角筋症候群が考えられます。したがって局所治療の部位は斜角筋部で、答えは1です。
前腕尺側から小指にかけての痛みとしびれは、腕神経叢の下神経幹(C8とT1)の障害に一致します。
前頚部には総頚動脈と頚動脈洞があるため、強い圧迫や長時間の圧迫は避け、めまいや徐脈感が出たら中止します。しびれや脱力が進行する場合、鎖骨上窩の腫瘤や体重減少を伴う場合は、医療機関での評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.斜角筋部:正しい。斜角筋隙での圧迫が考えられ、これが答えです。
- 2.鎖骨下部:誤り。肋鎖症候群を疑う所見が主体ではありません。
- 3.烏口突起下部:誤り。過外転症候群ではライトテストが陽性となります。
- 4.腋窩部:誤り。局所治療の部位として適切ではなく、神経血管が浅く走るため強い圧迫を避けます。
覚えるポイント
- 胸郭出口症候群は斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群に分けられる。
- ライトテスト陽性は過外転症候群を示唆する。
- 下神経幹の障害は前腕尺側と小指の症状として現れる。