R05A12|令和5年度 准看護師試験 過去問
消化器疾患の食事療法について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、消化器疾患ごとの食事療法が問われています。
胃潰瘍、炎症性腸疾患、肝硬変、急性膵炎では、病態に合わせた食事内容が異なります。
解説
炎症性腸疾患では、腸管の炎症や下痢、腹痛が問題になります。活動期や症状が強い時期には、腸への刺激を減らすために低脂肪食や消化のよい食事が用いられます。
胃潰瘍では、胃酸分泌を強く促す食品や刺激物を避けます。アルコール、香辛料、カフェイン、過度に熱いものや冷たいものは症状を悪化させることがあります。
肝硬変で肝性脳症を伴う場合は、たんぱく質の摂取量を慎重に調整します。高たんぱく食を基本にするとはいえません。
急性膵炎の回復期では、膵臓への負担を減らすため脂肪を控え、状態に合わせて食事を再開します。炭水化物を基本的に制限するわけではありません。
准看護師としての観察ポイント
食事療法では、腹痛、悪心、嘔吐、下痢、便性状、体重変化、食事摂取量、脱水の有無を観察します。食事内容の調整は医師や管理栄養士と連携します。
選択肢の確認
1.胃潰瘍では胃酸分泌を促進する食事を提供する。
誤り。
胃潰瘍では胃酸分泌を促進する食事ではなく、胃への刺激が少ない食事を考えます。
2.炎症性腸疾患では低脂肪食を提供する。
適切である。
炎症性腸疾患では、腸管への負担を減らすため低脂肪食が用いられることがあります。
3.肝硬変症で肝性脳症を伴う場合は、高たんぱく食を基本とする。
誤り。
肝性脳症を伴う場合は、アンモニア産生に関係するたんぱく質摂取を慎重に調整します。高たんぱく食を基本とするのは適切ではありません。
4.急性膵炎の回復期は炭水化物を制限する。
誤り。
急性膵炎では膵臓への負担を減らすため、特に脂肪制限が重要です。回復期に炭水化物を基本的に制限するわけではありません。
覚えるポイント
- 胃潰瘍では胃酸分泌を促す刺激物を避ける。
- 炎症性腸疾患では低脂肪食が用いられることがある。
- 肝性脳症ではたんぱく質摂取を慎重に調整する。
- 急性膵炎では脂肪制限が重要である。
- 食事療法は医師・看護師・管理栄養士と連携して行う。