R05B132令和5年度 准看護師試験 過去問

母子看護妊娠・分娩・産褥分娩・産褥の経過

溢乳をみて心配している母への関わりについて、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、新生児・乳児の溢乳への母親支援が問われています。

溢乳は、授乳後に口角から少量の乳が自然に流れ出る状態です。病的な嘔吐と区別して、母親の不安を軽減する関わりが大切です。

解説

新生児や乳児は、胃が小さく、噴門部の機能も未熟です。そのため、授乳後に乳が少量戻る溢乳がみられることがあります。

溢乳を心配している母親には、まず不安を受け止めたうえで、排気の方法を説明することが適切です。授乳後に児を縦抱きにし、背中をやさしくさすったり軽くたたいたりしてげっぷを促します。

溢乳があるからといって、授乳を中止する必要はありません。授乳量、授乳姿勢、排気、寝かせ方を確認します。

少量の溢乳で全身状態がよい場合、すぐに医師への相談をすすめるより、まず排気や観察の方法を説明します。ただし、噴水様嘔吐、体重増加不良、ぐったりしている、胆汁性嘔吐、発熱がある場合は受診が必要です。

うつぶせ寝は窒息や乳幼児突然死症候群のリスクがあるためすすめません。寝かせるときは仰向けを基本にし、吐き戻しが心配な場合は顔を横向きにするなど施設の指導に従います。

母親への説明
「授乳後にげっぷを促してみましょう。少量の溢乳はよくみられますが、噴水のように吐く、元気がない、体重が増えないときは相談してください」と説明します。

選択肢の確認

1.授乳を中止する。
誤り。
少量の溢乳だけで授乳を中止する必要はありません。授乳後の排気や姿勢を確認します。

2.医師への相談をすすめる。
誤り。
少量の溢乳で児の全身状態がよい場合は、まず排気方法などを説明します。異常な嘔吐や体重増加不良があれば相談します。

3.排気の方法を説明する。
適切である。
授乳後にげっぷを促す排気の方法を説明することで、溢乳を減らし母親の不安を軽減できます。

4.うつぶせ寝をすすめる。
誤り。
うつぶせ寝は窒息や乳幼児突然死症候群のリスクがあるためすすめません。

覚えるポイント

  • 溢乳は少量の乳が口から戻る状態である。
  • 授乳後は排気を促す。
  • うつぶせ寝はすすめない。
  • 噴水様嘔吐や体重増加不良は報告・相談が必要である。
  • 母親の不安を受け止め、具体的に説明する。

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