R05B49|令和5年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術清潔・衣生活援助清拭・洗髪・足浴
全身清拭について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、全身清拭の方法と清拭時の観察が問われています。
清拭は清潔を保つだけでなく、皮膚状態、循環、疼痛、疲労、可動域を観察できる大切な援助です。
解説
腹部の清拭では、腸の走行に沿って拭くことが適切です。一般に右下腹部から上行結腸、横行結腸、下行結腸へ向かうように「の」の字を描く方向で行うと、腸蠕動を促す効果が期待できます。
上肢を清拭するときは、手指だけを持って引っ張るのではなく、関節を支えながら行います。手指を強く持つと疼痛や関節への負担につながります。
石けんを使用した場合は、石けん成分が皮膚に残らないよう十分に拭き取ります。1回で拭き取ることにこだわると、拭き残しが生じることがあります。
湯拭き後は自然乾燥ではなく、乾いたタオルで水分を押さえるように拭き取ります。湿ったままでは冷えや皮膚トラブルにつながります。
准看護師としての観察ポイント
清拭時は、発赤、乾燥、湿疹、褥瘡、浮腫、皮下出血、創部、疼痛、チューブ固定部を観察します。異常があれば記録し、報告します。
選択肢の確認
1.上肢の清拭時は手指を持って拭く。
誤り。
上肢を清拭するときは関節を支えながら行います。手指だけを持って引っ張ると疼痛や関節への負担になります。
2.腹部は腸の走行に沿って拭く。
適切である。
腹部は腸の走行に沿って拭くことで、腸蠕動を促す効果が期待できます。
3.石けんを使用した場合は 1 回で拭きとる。
誤り。
石けん成分が残ると皮膚刺激になります。十分に拭き取り、必要に応じて複数回行います。
4.湯拭き後はそのまま自然乾燥させる。
誤り。
湯拭き後は乾いたタオルで水分を拭き取ります。自然乾燥は冷えや皮膚トラブルの原因になります。
覚えるポイント
- 腹部は腸の走行に沿って拭く。
- 清拭時は関節を支える。
- 石けん成分は十分に拭き取る。
- 湯拭き後は水分を拭き取る。
- 清拭は皮膚観察の機会でもある。