R07B131令和7年度 准看護師試験 過去問

母子看護妊娠・分娩・産褥産褥期の観察

A さん(32歳、初産婦)産褥3日目。「眠れない。」「夫は仕事が忙しく、退院後の育児が不安。」と涙を流しながら話している。対応として適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、産褥早期の母親の心理状態に対する関わりが問われています。

産褥3日目は、分娩による疲労、睡眠不足、ホルモン変化、育児への不安が重なりやすい時期です。涙もろさや不安がみられることがあり、まずは母親の気持ちを受け止める関わりが大切です。

解説

Aさんは「眠れない」「退院後の育児が不安」と話し、涙を流しています。初産婦であり、育児経験が少ないため、不安が強くなりやすい状況です。

この場面では、母親を否定したり、無理に励ましたりするのではなく、話をよく聞き、不安を言葉にできるよう支援します。そのうえで、できている育児行動を一緒に確認し、少しずつ自信がもてるように関わることが適切です。

准看護師としての観察ポイント
睡眠状況、食欲、表情、涙もろさ、不安の程度、育児への関心、家族の支援状況を観察します。強い抑うつ気分、自責感、育児への拒否感、自傷の訴えがある場合は速やかに報告します。

産後の母親には、休息の確保、授乳や育児手技への支援、家族や地域資源の活用も重要です。准看護師は、母親の尊厳を守りながら、看護師や助産師と連携して支援します。

選択肢の確認

1.母乳育児を中止する。
誤り。
不安や睡眠不足があるからといって、ただちに母乳育児を中止する対応は適切ではありません。授乳方法の工夫、休息の確保、母親の希望の確認を行いながら支援します。

2.入浴による気分転換をすすめる。
誤り。
気分転換は必要なこともありますが、産褥3日目の不安への対応として最も適切なのは、まず話をよく聞くことです。また、入浴は産褥経過や施設の指示に合わせる必要があります。

3.1人で育児をするよう励ます。
誤り。
育児不安を訴えている母親に、1人で育児をするよう励ますことは負担を強めます。家族や支援者、地域資源を活用し、母親が孤立しないように支えることが大切です。

4.話をよく聞き少しずつ自信がもてるようにする。
適切である。
Aさんの不安を受け止め、できていることを一緒に確認しながら自信につなげる対応が適切です。初産婦では、具体的な育児手技の支援と安心できる声かけが重要です。

覚えるポイント

  • 産褥早期は、不安、涙もろさ、睡眠不足が起こりやすい時期です。
  • 育児不安には、まず傾聴し、気持ちを受け止めます。
  • 母親を孤立させず、家族や支援者との連携を考えます。
  • できていることを具体的に伝え、少しずつ自信につなげます。

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