R07B78|令和7年度 准看護師試験 過去問
湿性咳嗽がみられる患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、湿性咳嗽がある患者の排痰援助が問われています。
湿性咳嗽は、痰を伴う咳です。痰を出しやすくし、気道を清潔に保つことが重要です。痰が貯留すると、換気不良、無気肺、肺炎につながることがあります。
解説
水分摂取により痰がやわらかくなり、排出しやすくなります。ただし、心不全や腎不全などで水分制限がある患者では、医師の指示に従って調整します。
湿性咳嗽では、痰の量、色、粘稠度、におい、血液混入、呼吸状態、発熱を観察します。必要に応じて、加湿、深呼吸、有効な咳嗽、体位ドレナージ、吸引などを行います。
鎮咳薬を積極的に使うと、痰を出すための咳を抑え、痰の貯留を悪化させることがあります。体位ドレナージでは、痰貯留部を上にして重力を利用します。仰臥位を保つだけでは排痰しにくくなります。
准看護師としての観察ポイント
呼吸数、SpO2、呼吸音、痰の性状、チアノーゼ、発熱、息苦しさを観察します。血痰、SpO2低下、強い呼吸困難があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.積極的に鎮咳薬を使うようすすめる。
誤り。
湿性咳嗽では痰を出すことが重要です。鎮咳薬で咳を抑えすぎると、痰が貯留するおそれがあります。薬剤使用は医師の指示に従います。
2.水分摂取をすすめる。
適切である。
水分摂取により痰がやわらかくなり、排出しやすくなります。湿性咳嗽の患者への援助として適切です。
3.痰貯留部を下にした体位ドレナージを行う。
誤り。
体位ドレナージでは、痰貯留部を上にして重力を利用し、痰を気管支から排出しやすくします。下にするのは適切ではありません。
4.仰臥位を保持するよう促す。
誤り。
仰臥位を保つだけでは排痰しにくく、痰が貯留することがあります。状態に応じて体位変換や上体挙上を行います。
覚えるポイント
- 湿性咳嗽は痰を伴う咳である。
- 痰を出しやすくするため、水分摂取や加湿を行う。
- 鎮咳薬を安易に使うと痰が貯留することがある。
- 体位ドレナージでは痰貯留部を上にする。
- 血痰、SpO2低下、呼吸困難は報告が必要である。