34Q10|第34回 介護福祉士国家試験 過去問
介護保険制度の保険給付の財源構成として、適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 5
正答
5.公費、第一号保険料、第二号保険料
この問題のポイント
介護保険の給付費を、誰がどの財源で支えるかを問う問題です。財源は大きく、公費と保険料に分かれ、保険料には第1号被保険者と第2号被保険者の保険料があります。
医療保険や後期高齢者医療制度で使われる「現役世代からの支援金」という言葉を、介護保険の独立した財源区分と混同しないことがポイントです。
解説
介護保険の保険給付に必要な費用は、原則として公費50%と保険料50%で賄われます。公費は、国、都道府県、市町村が負担します。施設等給付とそれ以外では国と都道府県の負担割合の一部が異なりますが、公費と保険料で支える基本構造は共通です。
保険料のうち、第1号保険料は65歳以上の第1号被保険者が負担します。市町村が、3年間の介護保険事業計画期間に必要と見込まれる給付費などをもとに保険料を設定します。所得に応じた段階があり、低所得者への軽減も行われます。
第2号保険料は、40歳以上65歳未満の医療保険加入者である第2号被保険者が負担します。医療保険者が医療保険料と一体的に徴収し、社会保険診療報酬支払基金を通じて各市町村の介護保険財政へ交付されます。
第1号保険料と第2号保険料の負担割合は、計画期間ごとに両者の人口比などに応じて見直されます。そのため、細かな割合は時期によって変わりますが、試験では「公費・第1号保険料・第2号保険料」という財源の種類を確実に押さえます。
「現役世代からの支援金」は、後期高齢者医療制度などの説明で用いられる表現です。介護保険でも第2号被保険者が負担しますが、選択肢3のように、保険料とは別の独立した財源として支援金を加える整理は適切ではありません。
ひっかけポイント
介護保険の財源を「公費と保険料」まで覚えるだけでは不十分です。保険料は、第1号被保険者の保険料と第2号被保険者の保険料の両方から成ります。
覚え方のポイント
介護保険の給付費は「半分が税、半分が保険料」。保険料の内訳は「65歳以上の第1号」と「40歳以上65歳未満の医療保険加入者である第2号」です。
選択肢の確認
1.保険料
誤り。
介護保険の給付費は保険料だけで賄われるのではなく、国・都道府県・市町村が負担する公費も用いられます。
2.公費
誤り。
公費だけで賄われる制度ではありません。社会保険方式であり、第1号被保険者と第2号被保険者の保険料が財源の一部になります。
3.公費、保険料、現役世代からの支援金
誤り。
介護保険の基本的な財源区分は、公費と第1号・第2号の保険料です。「現役世代からの支援金」を保険料とは別の財源として加える整理ではありません。
4.公費、第一号保険料
誤り。
公費と第1号保険料だけでは、第2号被保険者が負担する第2号保険料が抜けています。
5.公費、第一号保険料、第二号保険料
正答。最も適切です。
介護保険の保険給付は、国・都道府県・市町村の公費、第1号被保険者の保険料、第2号被保険者の保険料を財源として行われます。
覚えるポイント
介護保険の給付費は、原則として公費50%、保険料50%です。
公費は国、都道府県、市町村が負担します。
第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。
保険料には、第1号保険料と第2号保険料の両方があります。
第1号・第2号保険料の細かな割合は計画期間によって変わるため、まず財源の種類を確実に覚えます。