35Q27|第35回 介護福祉士国家試験 過去問
健康な成人の便の生成で,上行結腸の次に内容物が通過する部位として,正しいものを 1 つ選びなさい。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5.横行結腸
この問題のポイント
大腸の各部位を、内容物が通過する順番で理解する問題です。
小腸の終末部である回腸から大腸へ入り、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸へ進む流れを確認します。
解説
消化された内容物は、小腸の回腸から回盲弁を通って盲腸へ入り、その後、上行結腸へ進みます。上行結腸は腹部の右側を上方へ走り、右結腸曲で向きを変えて横行結腸につながります。
横行結腸は腹部を右から左へ横切り、左結腸曲から下行結腸へ続きます。その後、S状結腸、直腸、肛門へと進みます。したがって、上行結腸の次に通過するのは横行結腸です。
大腸では、水分や電解質の吸収が行われ、内容物は次第に便として形成されます。便の性状や排便状況を観察するときは、食事・水分、活動量、薬剤、疾患、排便習慣などもあわせて考えます。
ひっかけポイント
回腸は大腸ではなく小腸の終末部です。また、横行結腸の次が下行結腸であり、S状結腸はさらにその後です。
介護実践でのポイント
便秘や腹痛があるときは、排便回数だけでなく、便の硬さ、量、色、血液の付着、腹部膨満、食欲、嘔気などを観察し、異常があれば報告します。
選択肢の確認
1.S状結腸
誤り。
S状結腸は下行結腸の次に続き、その後に直腸へつながります。上行結腸の直後ではありません。
2.回腸
誤り。
回腸は小腸の終末部で、内容物は回腸から盲腸へ入り、その後に上行結腸へ進みます。上行結腸より前の部位です。
3.直腸
誤り。
直腸はS状結腸の後に続き、便を一時的に貯留して排便につなげる部位です。上行結腸の直後ではありません。
4.下行結腸
誤り。
下行結腸は横行結腸の次に続く部位です。上行結腸からは、まず横行結腸へ進みます。
5.横行結腸
正答。最も適切です。
上行結腸は右結腸曲で横行結腸につながります。したがって、上行結腸の次に内容物が通過する部位は横行結腸です。
覚えるポイント
大腸の順番は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸です。
回腸は小腸の終末部で、盲腸の前に位置します。
上行結腸の次は横行結腸、横行結腸の次は下行結腸です。
大腸では水分と電解質が吸収され、便が形成されます。