36Q23|第36回 介護福祉士国家試験 過去問
成人の爪に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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正解: 1
正答
1.主成分はタンパク質である。
この問題のポイント
爪の主成分、伸びる速さ、爪床と爪甲の位置、正常な色、爪半月の特徴を区別する問題です。
爪の主成分は、硬いケラチンというタンパク質です。
解説
外から見える硬い部分を爪甲、または爪板といいます。爪甲は、ケラチンを多く含む角化した細胞からできています。ケラチンは皮膚の角質や毛髪にも含まれるタンパク質です。
爪は、爪の根元にある爪母でつくられ、指先に向かって伸びます。手の爪の伸びる速さは一般に1日約0.1mm程度で、1か月ではおよそ3mmです。年齢、栄養状態、血流、病気、季節などによって個人差があります。
爪床は爪甲の下にある組織です。爪甲は半透明で、その下の爪床の毛細血管が透けるため、正常な爪は多くの部分が淡いピンク色に見えます。先端の遊離縁などは白く見えますが、爪全体が白いわけではありません。
爪半月は、爪の根元に見える半月状の白い部分で、爪母の一部が見えているものです。この部分では角質化がまだ十分に完成していないため白く見えます。
介護実践でのポイント
爪の色、厚さ、変形、割れ、周囲の発赤や腫れは、循環状態、感染、圧迫、栄養状態などを考える手がかりになります。異常を決めつけず、観察した事実を記録し、必要に応じて医療職へ報告します。
選択肢の確認
1.主成分はタンパク質である。
正しい。
爪甲の主成分は、硬いケラチンというタンパク質です。
2.1日に1mm程度伸びる。
誤り。
手の爪は一般に1日約0.1mm程度伸びます。1日1mmでは速すぎます。
3.爪の外表面には爪床がある。
誤り。
爪床は爪甲の外側ではなく、爪甲の下にある組織です。爪甲を支え、毛細血管が豊富にあります。
4.正常な爪は全体が白色である。
誤り。
爪甲は半透明で、下の爪床の血流が透けるため、多くの部分は淡いピンク色に見えます。先端や爪半月は白く見えますが、全体が白色ではありません。
5.爪半月は角質化が進んでいる。
誤り。
爪半月は爪母の一部が見えている部分で、角質化がまだ十分に完成していない細胞を含むため白く見えます。
覚えるポイント
爪の主成分は、タンパク質であるケラチンです。
手の爪は、一般に1日約0.1mm、1か月約3mm伸びます。
爪床は爪甲の下にあります。
正常な爪は爪床の血流が透けて淡いピンク色に見えます。
爪半月は爪母の一部で、角質化がまだ十分に完成していません。