8AM36|第8回 公認心理師国家試験 過去問
社会的関係を形成する能力の欠如、孤立を好む傾向、感情の起伏の少なさなどを特徴とするパーソナリティ障害として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、パーソナリティ障害のうち、孤立を好み、感情表出が乏しいタイプが問われています。
キーワードは、「社会的関係を形成する能力の欠如」「孤立を好む」「感情の起伏の少なさ」です。
解説
統合失調質パーソナリティ障害は、対人関係への関心が乏しく、孤立を好み、感情表出が限られることを特徴とします。
親密な関係を求める意欲が乏しく、一人での活動を好む傾向があります。また、他者から見ると冷淡、無関心、感情の起伏が少ないように見えることがあります。
回避性パーソナリティ障害との違いが重要です。回避性では、人と関わりたい気持ちはあるものの、批判や拒絶への恐れから対人関係を避けます。一方、統合失調質では、そもそも親密な関係への欲求が乏しい点が特徴です。
精神疾患のポイント
パーソナリティ障害では、「関係を求めるが怖くて避ける」のか、「関係への関心自体が乏しい」のかを区別します。
選択肢の確認
1.回避性パーソナリティ障害
判定:適切とはいえない。
回避性パーソナリティ障害では、批判や拒絶への恐れから対人関係を避けます。人と関わりたい気持ちはあるが不安で避ける点が特徴であり、孤立を好み感情表出が乏しい統合失調質とは異なります。
2.境界性パーソナリティ障害
判定:適切とはいえない。
境界性パーソナリティ障害では、対人関係、自己像、感情の不安定性、衝動性などが中心です。感情の起伏が少ないというより、強い感情変動が問題になりやすいです。
3.強迫性パーソナリティ障害
判定:適切とはいえない。
強迫性パーソナリティ障害では、秩序、完璧主義、統制、柔軟性の乏しさなどが中心です。孤立を好み感情表出が少ないことを主特徴とするものではありません。
4.反社会性パーソナリティ障害
判定:適切とはいえない。
反社会性パーソナリティ障害では、他者の権利を侵害する行動、無責任、衝動性、規範違反などが中心です。問題文の特徴とは異なります。
5.統合失調質パーソナリティ障害
判定:最も適切。
社会的関係への関心が乏しく、孤立を好み、感情表出が限られることが特徴です。問題文の説明に合致します。
覚えるポイント
- 統合失調質パーソナリティ障害は、孤立を好み、感情表出が乏しいことが特徴です。
- 回避性パーソナリティ障害は、人と関わりたいが拒絶を恐れて避けます。
- 境界性は感情と対人関係の不安定性、強迫性は完璧主義、反社会性は規範違反が中心です。