36Q17|第36回 社会福祉士国家試験 過去問
次のうち、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
予言の自己成就は、当初は誤った定義や予測でも、人々がそれを真実として行動した結果、予測どおりの状況を生み出す現象です。
解説
例えば、ある人を「能力がない」と誤って見なし、仕事や学習の機会を与えないと、経験を積めず成果が下がり、最初の誤認が正しいように見えることがあります。認識が行動を変え、行動が現実を作る循環が自己成就です。創発特性は部分の単純合計を超える全体の性質、複雑性の縮減は多様な可能性を選択可能にすること、ホメオスタシスは均衡維持、逆機能は制度等がもたらす意図しない否定的効果です。支援者の低い期待が本人の機会を奪わないよう省察します。
選択肢の確認
1.予言の自己成就
正答。最も適切です。誤った認識に基づく行動が、結果として認識どおりの現実を作ります。
2.創発特性
誤り。要素の相互作用から、個々の要素にはない全体の性質が現れることです。
3.複雑性の縮減
誤り。社会の多様な可能性を選択可能な範囲へ整理するシステム論の概念です。
4.ホメオスタシス
誤り。変化に対して内部状態や関係の均衡を保とうとする働きです。
5.逆機能
誤り。制度や行為が意図した目的とは逆に否定的結果を生む機能です。
覚えるポイント
自己成就は「定義・期待→それに沿う行動→予測どおりの結果」の循環です。支援者の期待も環境因子になります。