38AM39|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
ME安全管理学電撃・漏れ電流・医用電気設備マクロ/ミクロショック・装着部・JIS T 1022・非接地配線
1 kHz での最小感知電流が 1 mA とすると、100 kHz ではおよそ何 mA になるか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、電流の周波数と最小感知電流の関係が問われています。
周波数が高くなると、神経や筋の刺激作用は弱くなり、感知するために必要な電流は大きくなります。
解説
人体は、低周波の電流に対して神経や筋が刺激されやすく、電撃として感じやすい性質があります。
一方、高周波になると神経・筋刺激は起こりにくくなります。そのため、最小感知電流は周波数の上昇とともに大きくなります。
この問題では、1 kHzでの最小感知電流が1 mAと与えられています。
100 kHzは1 kHzの100倍です。
近似的に最小感知電流も100倍になると考えると、
- 1 mA × 100 = 100 mA
よって、100 kHzでの最小感知電流はおよそ100 mAです。
ME機器安全管理での注意点
高周波電流では神経刺激は起こりにくくなりますが、熱作用は問題になります。電気メスでは熱傷や高周波分流に注意します。
選択肢の確認
1.誤り。
0.1 mAでは、1 kHzでの最小感知電流より小さくなっています。周波数が高くなると感知電流は大きくなるため不適切です。
2.誤り。
1 mAは1 kHzでの値と同じです。100 kHzではおよそ100倍として考えます。
3.誤り。
10 mAは10倍の値です。100 kHzは1 kHzの100倍なので、この条件では小さすぎます。
4.正しい。
100 kHzは1 kHzの100倍です。最小感知電流もおよそ100倍として、1 mA × 100 = 100 mAとなります。
5.誤り。
1000 mAは1000倍の値であり、この条件では大きすぎます。
覚えるポイント
- 周波数が高くなると、神経・筋刺激は起こりにくくなる。
- 高周波では最小感知電流が大きくなる。
- 1 kHzから100 kHzは100倍。
- 1 mA × 100 = 100 mA。
- 高周波電流では電撃よりも熱作用に注意する。