68PM096|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
臨床検査情報の一次利用はどれか。
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正解: 4
正答
4(疾患の診断への利用)
この問題のポイント
臨床検査情報の一次利用は、検査を依頼した本来の目的どおり、その患者の診断・治療・経過観察に使うことです。
解説
臨床検査情報には氏名などの識別情報だけでなく、感染症、遺伝、病態に関する機微な情報が含まれます。一次利用とは、情報を取得した直接の目的である患者本人の診療に利用することです。検査値を疾患の診断、重症度評価、治療選択、治療効果判定へ用い、依頼医へ報告する流れが該当します。これに対して二次利用は、当初の個別診療とは別の目的へ情報を用いることで、医学研究、教育資料、統計・行政報告、データベースを用いた解析などが代表です。二次利用がすべて禁止という意味ではなく、利用目的、法令上の根拠、本人同意の要否、倫理審査、匿名化・仮名化、アクセス制御などを確認して適切に扱います。保健所への報告には法令に基づくものもありますが、その患者を診断するという直接目的とは異なるため、本問の分類では二次利用です。
選択肢の確認
1.誤り。保健所への報告は公衆衛生行政のための利用であり、個々の患者を診断・治療する一次利用とは区別されます。
2.誤り。既存の検査情報を医学研究の仮説検証や知識創出へ使うことは、当初の診療目的を超える二次利用です。
3.誤り。症例を教材や研修資料に用いることは教育目的の二次利用で、個人が特定されないよう配慮が必要です。
4.正しい。検査結果をその患者の疾患診断へ用いることは、検査を行った本来の目的に沿う一次利用です。
5.誤り。検査情報をデータベースへ集積して検索・解析などに利用することは、本問では二次利用に分類されます。
覚えるポイント
- 一次利用=患者本人の診断・治療・経過観察。
- 研究・教育・行政・データベース解析は二次利用。
- 二次利用では目的と法的根拠、同意、倫理審査、匿名化などを確認する。
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