72PM038|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
アルブミンで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
アルブミン濃度に影響する体位と、測定法・RTP・尿中微量アルブミンの違いを整理します。
解説
座位や立位では重力による静水圧のため血管内水分が間質へ移動し、血液が濃縮します。臥位ではこの影響が小さくなるため、血清アルブミン濃度は座位より低くなります。
アルブミンは半減期が約20日と長く、rapid turnover proteinには分類されません。血清アルブミン測定ではBCP改良法が広く用いられ、BCG法はグロブリンとの非特異反応による正誤差が問題になります。尿中微量アルブミンは免疫学的方法で測定します。
選択肢の確認
1.血清中濃度は座位よりも臥位で低くなる。
正しいです。
座位では血液濃縮により高め、臥位では低めになるため、この記述は正しいです。
2.Rapid Turnover Protein〈RTP〉に分類される。
誤りです。
アルブミンの半減期は約20日で、RTPではありません。RTPにはプレアルブミン、RBP、トランスフェリンなどがあります。
3.尿中微量アルブミン濃度は色素結合法で測定する。
誤りです。
尿中微量アルブミンは低濃度のため、免疫比濁法など免疫学的方法で測定します。一般的な色素結合法では感度・特異性が不十分です。
4.ブロムクレゾールパープル〈BCP〉法は α‑グロブリンとの反応性が高い。
誤りです。
α-グロブリンなどとの非特異反応が問題になりやすいのはBCG法です。BCP法はアルブミン選択性が比較的高い方法です。
5.ブロムクレゾールグリーン〈BCG〉改良法が血清中濃度測定で使用されてい る。
誤りです。
血清アルブミンの現在の標準的な色素結合法として広く用いられるのはBCP改良法です。BCG法はグロブリンとの反応性が課題です。
覚えるポイント
- 臥位採血では座位よりアルブミンが低くなります。
- アルブミンは半減期約20日でRTPではありません。
- 血清アルブミンはBCP改良法、尿中微量アルブミンは免疫学的方法が基本です。