114A015|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

歯列の部分欠損に伴う一次性障害はどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

部分欠損の一次性障害は、歯が失われた直後から生じる機能・審美上の障害です。

解説

歯列の部分欠損による障害は、欠損そのものが直接もたらす一次性障害と、放置後の歯列・咬合変化によって生じる二次性障害に整理できます。一次性障害には咀嚼能率の低下、審美障害、発音障害などがあります。特に前歯部欠損では、舌や口唇と歯との間で作る摩擦音などに影響します。

二次性障害には、隣在歯の傾斜・捻転、対合歯の挺出、咬合接触の変化、食片圧入、顎関節や咀嚼筋への影響などがあります。「欠損直後の直接的影響か、経時的な形態変化の結果か」で判別します。

選択肢の確認

a.関節雑音
誤り。
咬合支持や下顎運動の変化などを介して生じ得る二次性障害です。

b.咬頭干渉
誤り。
歯の移動や挺出によって咬合関係が変わった結果として生じる二次性障害です。

c.食片圧入
誤り。
隣接接触関係や咬合の変化に伴って生じる二次性障害として整理します。

d.早期接触
誤り。
欠損後の歯の傾斜・挺出などによる咬合変化の結果として生じます。

e.発音障害
正しい。
歯の欠損そのものによって構音時の空気流や舌・口唇との接触が変わる一次性障害です。

覚えるポイント

  • 一次性障害は咀嚼・審美・発音の低下です。
  • 二次性障害は歯の移動、咬合異常、顎機能への波及です。
  • 「直接起こるか、時間をかけて起こるか」で分類します。

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