115A007|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
鞭毛をもつのはどれか。 1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
細菌の形態、染色性、酸素要求性、運動性を組み合わせて識別する問題です。
解説
Campylobacter jejuniは、湾曲したグラム陰性桿菌で、微好気性を示し、極性鞭毛によって運動します。食中毒や感染性腸炎の原因菌として重要です。
鞭毛は細菌の運動器官です。一方、線毛は宿主細胞への付着などに関与し、鞭毛とは構造・役割が異なります。
ひっかけポイント
Porphyromonas gingivalisは付着に関わる線毛をもちますが、運動性を与える鞭毛はもちません。
選択肢の確認
a.Lactobacillus casei
誤り。
Lactobacillus caseiはグラム陽性桿菌で、一般に非運動性です。酸産生能をもち、う蝕の進行との関連が知られます。
b.Campylobacter jejuni
正しい。
極性鞭毛をもち、運動性を示す湾曲したグラム陰性桿菌です。
c.Streptococcus mutans
誤り。
Streptococcus mutansはグラム陽性球菌で、連鎖状に配列し、非運動性です。う蝕の発生に重要な細菌です。
d.Porphyromonas gingivalis
誤り。
Porphyromonas gingivalisは黒色色素産生性のグラム陰性偏性嫌気性桿菌で、非運動性です。歯周炎との関連が重要です。
e.Mycobacterium tuberculosis
誤り。
Mycobacterium tuberculosisは抗酸菌で、非運動性です。鞭毛による運動は示しません。
覚えるポイント
- Campylobacter jejuniは極性鞭毛をもつ運動性菌です。
- Streptococcus mutans、Porphyromonas gingivalis、Mycobacterium tuberculosisは非運動性です。
- 鞭毛は運動、線毛は主に付着と区別します。