115B016第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

組織加重〈荷重〉係数 (国際放射線防護委員会2007 年勧告 )が最も小さいのはどれ か。 1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

ICRP 2007年勧告における組織加重〈荷重〉係数を比較します。選択肢の中で最も小さいのは唾液腺の0.01です。

解説

組織加重係数は、各組織・臓器が放射線被ばくしたとき、その被ばくが全身の確率的影響にどの程度寄与するかを表す係数です。等価線量に組織加重係数を乗じ、各組織について合計すると実効線量が求められます。

ICRP 2007年勧告では、主な値は次のように整理されます。

  • 肺:0.12
  • 乳 房:0.12
  • 赤色骨髄:0.12
  • 生殖腺:0.08
  • 唾液腺:0.01

したがって、選択肢の中では唾液腺が最も小さい値です。

ひっかけポイント
組織加重係数は、個々の組織の吸収線量そのものではありません。全身の確率的影響への相対的寄与を表します。

選択肢の確認

a.肺
誤り。
ICRP 2007年勧告における肺の組織加重係数は0.12で、唾液腺の0.01より大きい値です。

b.乳 房
誤り。
乳 房の組織加重係数は0.12です。2007年勧告では、確率的影響への寄与が比較的大きい組織として扱われます。

c.生殖腺
誤り。
生殖腺の組織加重係数は0.08です。唾液腺の0.01より大きい値です。

d.唾液腺
正しい。
唾液腺の組織加重係数は0.01で、選択肢の中で最も小さい値です。

e.赤色骨髄
誤り。
赤色骨髄の組織加重係数は0.12です。白血病などの確率的影響に関係するため、比較的大きい値が設定されています。

覚えるポイント

  • 唾液腺の組織加重係数は0.01です。
  • 肺、乳 房、赤色骨髄はそれぞれ0.12、生殖腺は0.08です。
  • 実効線量は、各組織の等価線量に組織加重係数を乗じて合計します。

関連問題

115B015115B017
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)