115B063|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
声帯靱帯が付着するのはどれか。 2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
声帯靱帯は、前方で甲状軟骨、後方で披裂軟骨に付着します。声帯の前後方向の位置関係を理解する問題です。
解説
声帯ヒダの内部には、声帯靱帯と声帯筋があります。声帯靱帯は弾性線維に富み、喉頭内腔で前後方向に張られています。
前方では、甲状軟骨内面の正中部付近に付着します。後方では、披裂軟骨の声帯突起に付着します。披裂軟骨が回転・滑走すると、声帯の開閉や緊張が変化し、呼吸と発声が調節されます。
輪状軟骨は喉頭の土台を形成し、披裂軟骨を載せる輪状披裂関節を作りますが、声帯靱帯の直接の付着先ではありません。喉頭蓋軟骨は嚥下時の喉頭入口部保護に関係し、舌骨は喉頭を支持する骨です。
歯科国試ではここを押さえる
前方は甲状軟骨、後方は披裂軟骨の声帯突起と覚えます。声帯を開く筋の代表は後輪状披裂筋です。
選択肢の確認
a.舌 骨
誤り。
舌骨は舌や舌骨上筋・舌骨下筋の付着部となり、喉頭を支持しますが、声帯靱帯が直接付着する部位ではありません。
b.甲状軟骨
正しい。
声帯靱帯の前端は、甲状軟骨内面の正中部付近に付着します。
c.披裂軟骨
正しい。
声帯靱帯の後端は、披裂軟骨の声帯突起に付着します。披裂軟骨の運動によって声門が開閉します。
d.輪状軟骨
誤り。
輪状軟骨は披裂軟骨との間に関節を形成し、喉頭の支持に重要ですが、声帯靱帯の直接の付着部ではありません。
e.喉頭蓋軟骨
誤り。
喉頭蓋軟骨は嚥下時に喉頭入口部を保護する構造であり、声帯靱帯の付着先ではありません。
覚えるポイント
- 声帯靱帯は、甲状軟骨から披裂軟骨の声帯突起まで張ります。
- 披裂軟骨の運動が、声帯の開閉と緊張を変化させます。
- 輪状軟骨は喉頭の土台ですが、声帯靱帯の直接の付着部ではありません。