119A008|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
口腔機能精密検査の中で、咀嚼能力の評価に用いるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
口腔機能精密検査では、咀嚼能力をグミゼリー咀嚼後のグルコース溶出量などで客観的に評価します。
解説
口腔機能低下症の検査では、口腔衛生、口腔乾燥、咬合力、舌口唇運動機能、舌圧、咀嚼機能、嚥下機能をそれぞれ別の方法で評価します。
咀嚼能力検査では、規格化されたグミゼリーを一定回数咀嚼し、溶出したグルコース量を測定します。食品を細かくし、唾液と混和する能力が高いほどグルコース溶出量が増えるため、咀嚼能力の定量評価に利用できます。
選択肢の確認
a.舌 圧
誤り。
舌圧は舌が口蓋へ発揮する圧力を測り、舌機能低下を評価します。咀嚼能力そのものの評価ではありません。
b.咬合圧
誤り。
咬合圧は歯列が発揮する咬合力を評価します。咀嚼能力と関連しますが、口腔機能精密検査では別項目として扱います。
c.EAT-10
誤り。
EAT-10は嚥下に関する自覚症状を質問票で評価するスクリーニング指標です。
d.残存歯数
誤り。
残存歯数は咀嚼機能に影響しますが、咀嚼能力を直接定量する検査値ではありません。
e.グルコース溶出量
正しい。
グミゼリー咀嚼後のグルコース溶出量は、咀嚼による粉砕・混和能力を反映し、咀嚼能力の評価に用いられます。
覚えるポイント
- 咀嚼能力はグルコース溶出量で評価できます。
- 咬合力、舌圧、咀嚼能力、嚥下機能は別々の検査項目です。
- 検査名だけでなく、何を直接測っているかを区別します。