119A030第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

Blanch test で評価できるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

Blanch testは上唇を牽引して歯間乳頭部の蒼白化を観察し、上唇小帯の付着位置を評価します。

解説

上唇小帯を牽引したときに、切歯乳頭や口蓋側歯肉まで白くなる場合は、小帯線維が歯槽頂を越えて付着している可能性があります。高位付着は正中離開の維持因子となることがあります。

ただし、小帯切除の適応はBlanch testだけで決めず、永久犬歯萌出後の離開残存、歯列・歯槽骨の状態、矯正治療計画を総合して判断します。

選択肢の確認

a.齲蝕リスク
誤り。
齲蝕リスクはう蝕経験、プラーク、食習慣、唾液、フッ化物利用などを総合して評価します。

b.唾液分泌量
誤り。
唾液分泌量は安静時唾液や刺激唾液の採取量を測定して評価します。

c.摂食嚥下機能
誤り。
摂食嚥下機能は質問票、スクリーニング検査、嚥下内視鏡・造影検査などで評価します。

d.咳嗽反射の有無
誤り。
咳嗽反射は咳テストなどで評価し、Blanch testの対象ではありません。

e.上唇小帯の付着位置
正しい。
Blanch testは上唇牽引時の歯肉・乳頭部の蒼白化から、上唇小帯の高位付着や線維の走行を評価します。

覚えるポイント

  • Blanch testは上唇小帯の付着位置をみます。
  • 上唇牽引時の切歯乳頭部の蒼白化がポイントです。
  • 小帯切除の適応は正中離開の経過と矯正計画を含めて判断します。

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