116A057|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
偏性細胞内寄生細菌はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
宿主細胞内でなければ増殖できない偏性細胞内寄生細菌を選びます。
解説
Chlamydia trachomatisは独自のATP産生能力などが不十分で、宿主細胞内でのみ増殖する偏性細胞内寄生細菌です。感染性をもつ基本小体と、細胞内で増殖する網様体という特徴的な生活環をもちます。
他の選択肢は培地条件に違いはあっても、宿主細胞内でしか増殖できない偏性細胞内寄生細菌ではありません。
微生物学のポイント
クラミジア、リケッチアなどを偏性細胞内寄生性と結び付けます。
選択肢の確認
a.Tannerella forsythia
誤り。
Tannerella forsythiaは歯周病原細菌の一つで、偏性嫌気性ですが偏性細胞内寄生細菌ではありません。
b.Chlamydia trachomatis
正しい。
Chlamydia trachomatisは宿主細胞内でのみ増殖する偏性細胞内寄生細菌です。
c.Streptococcus pyogenes
誤り。
Streptococcus pyogenesはA群レンサ球菌で、細胞外でも増殖できる通性嫌気性菌です。
d.Fusobacterium nucleatum
誤り。
Fusobacterium nucleatumは口腔バイオフィルム形成に関与する偏性嫌気性菌ですが、偏性細胞内寄生ではありません。
e.Porphyromonas gingivalis
誤り。
Porphyromonas gingivalisは慢性歯周炎に関連する偏性嫌気性グラム陰性桿菌で、偏性細胞内寄生細菌ではありません。
覚えるポイント
- Chlamydia trachomatisは偏性細胞内寄生細菌です。
- 基本小体と網様体の生活環をもちます。
- 偏性嫌気性と偏性細胞内寄生を混同しません。