116C079|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
舌癌に対する動注化学療法を行う際の確認画像(別冊No. 32)を別に示す。 撮像に用いられている放射線はどれか。1 つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
動注化学療法のカテーテル位置や腫瘍栄養血管の確認には血管造影を用い、その撮像にはエックス線を使用します。
解説
血管造影ではヨード造影剤を動脈内へ注入し、透視・デジタルサブトラクション血管撮影で血管走行と薬剤分布を確認します。エックス線は造影剤によって吸収され、血管が高コントラストに描出されます。
ガンマ線は核医学、ベータ線・アルファ線は主に放射性核種の崩壊や治療に関係し、通常の血管造影画像の撮像線ではありません。
画像の確認
実画像では、カテーテル先端から造影された頸部動脈と舌へ向かう細い分枝が黒く高コントラストに描かれ、骨・軟組織背景が差し引かれた血管造影像になっている。ヨード造影剤の分布を透視・DSAで確認する画像なので、撮像に使う放射線はエックス線である。
選択肢の確認
a.ガンマ線
誤り。ガンマ線はシンチグラフィやPETなど核医学検査で検出します。
b.重粒子線
誤り。重粒子線は放射線治療に用いられ、血管造影の撮像には用いません。
c.ベータ線
誤り。ベータ線は核種治療などに用いられ、透視画像を作る放射線ではありません。
d.アルファ線
誤り。アルファ線は飛程が短く、通常の画像診断には用いません。
e.エックス線
正しい。血管造影はエックス線透視・撮影で造影剤の分布を画像化します。
覚えるポイント
- 血管造影はエックス線とヨード造影剤を用いる。
- DSAで骨・軟組織背景を差し引き血管を描出する。
- 動注療法ではカテーテル位置と腫瘍濃染を確認する。