116D070|第116回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
疾病の有無とスクリーニング検査値の分布の関係を図に示す。 カットオフ値を低く設定したときの数値の変化の組合せで正しいのはどれか。 1 つ選べ。 感 度 特異度

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
検査値が高いほど陽性とするスクリーニングでは、カットオフ値を下げると陽性と判定される人が増えます。
解説
カットオフ値を低くすると、病気のある人を見逃しにくくなるため感度は上がります。一方、病気のない人まで陽性に判定する偽陽性が増えるため特異度は下がります。
ひっかけポイント
感度と特異度は同時に上がるとは限りません。カットオフを動かすと一般にトレードオフが生じます。スクリーニングでは見逃しを減らすため感度を重視します。
画像の確認
実画像では、検査値の低い側に「疾病なし」、高い側に「疾病あり」の分布が重なり、破線より右を陽性としている。カットオフを左へ下げると疾病ありの陽性範囲が増えて見逃しが減る一方、疾病なしも陽性へ入って偽陽性が増えるため、感度は上がり特異度は下がる。
選択肢の確認
a.上がる 上がる
誤り。カットオフを下げると感度は上がりますが、特異度は下がります。
b.上がる 下がる
正しい。陽性範囲が広がり、感度は上がり、特異度は下がります。
c.下がる 上がる
誤り。これはカットオフ値を高くした場合の一般的変化です。
d.下がる 下がる
誤り。感度と特異度がともに下がるわけではありません。
e.変化なし 変化なし
誤り。カットオフ値を変更すれば感度・特異度は変化します。
覚えるポイント
- 低いカットオフでは感度上昇・特異度低下です。
- 高いカットオフでは感度低下・特異度上昇です。
- 感度は見逃し、特異度は偽陽性と結び付けます。