117A062|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
歯冠補綴装置製作にロストワックス法が適用可能なのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d・e
正答
c、d、e
この問題のポイント
ロストワックス法は、ワックスパターンを埋没・焼却してできた鋳型へ材料を流し込む、または加熱加圧する方法です。
解説
金属では、チタン合金や陶材焼付用金合金を鋳造する際にロストワックス法を利用できます。チタンは高融点で反応性が高いため専用の鋳造設備・埋没材が必要ですが、原理はワックスパターンを消失させた鋳型への鋳造です。
二ケイ酸リチウムは、ワックスアップした形態を埋没・焼却し、セラミックインゴットを加熱加圧して成形するプレス法にロストワックス法が応用されます。
選択肢の確認
a.歯科用陶材
誤り。
歯科用陶材は一般に粉末を築盛して焼成する方法で用いられ、単独の陶材冠を通常のロストワックス鋳造で作るものではありません。
b.ジルコニア
誤り。
ジルコニアは主にCAD/CAMで半焼結体を切削し、最終焼結して製作します。
c.チタン合金
正しい。
チタン合金は専用鋳造機・埋没材を用い、ロストワックス法による鋳造が可能です。
d.陶材焼付用金合金
正しい。
陶材焼付用金合金のメタルフレームは、ワックスパターンを用いた鋳造で製作できます。
e.二ケイ酸リチウム
正しい。
二ケイ酸リチウムはワックスパターンを用いる加熱加圧成形〈プレス法〉が可能です。
覚えるポイント
- 金属鋳造:ワックス消失後の鋳型へ溶湯を注入。
- 二ケイ酸リチウム:ロストワックス+加熱加圧成形。
- ジルコニア:主にCAD/CAM切削+焼結。