117A073第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

乳前歯の歯冠修復において、コンポジットレジンを塡入したクラウンフォームを 支台歯に圧接する際に注意するのはどれか。3 つ選べ。

3つ選択
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正解: a・c・e

正答

a、c、e

この問題のポイント

乳前歯用クラウンフォームでは、空気と余剰レジンを逃がし、歯軸に沿って正しく圧接し、重合前に辺縁を整えます。

解説

クラウンフォーム内へコンポジットレジンを填入して圧接すると、内部に空気や過剰レジンが閉じ込められます。エアベントを付与すると空気と余剰材料が排出され、気泡や浮き上がりを防げます。

圧接方向が歯軸からずれると、辺縁不適合、歯冠形態不良、咬合異常を生じます。溢出レジンは重合前に除去して、歯肉刺激と仕上げ量を減らします。

選択肢の確認

a.エアベントを付与する。
正しい。
エアベントは空気と余剰レジンの逃げ道となり、クラウンフォームの完全な圧接を助けます。

b.歯頸部に切れ込みを入れておく。
誤り。
歯頸部へ不用意な切れ込みを入れると辺縁形態と強度を損なうため、圧接時の基本操作ではありません。

c.支台歯の正しい歯軸方向を確認する。
正しい。
支台歯の歯軸方向を確認して圧接し、傾斜や回転を防ぎます。

d.歯頸部の適合性は光照射後に確認する。
誤り。
歯頸部適合は光照射前に確認・修正します。重合後では修正が困難になります。

e.溢出した過剰レジンは重合前に除去する。
正しい。
溢出した過剰レジンは重合前に除去し、歯肉刺激と仕上げ操作を減らします。

覚えるポイント

  • エアベントで空気・余剰レジンを逃がします。
  • 歯軸に沿って圧接します。
  • 辺縁適合と余剰レジンは光照射前に確認します。

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