117B010|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
好中球による貪食に抵抗性を示すのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
細菌の莢膜は、宿主の免疫から細菌を守る代表的な抗貪食因子です。
解説
莢膜は細菌表層を覆う構造で、好中球やマクロファージによる認識・付着・貪食を妨げます。補体や抗体によるオプソニン化が不十分な場合、莢膜を持つ細菌は排除されにくくなります。
一方、鞭毛は運動、核様体は遺伝情報、リボソームはタンパク質合成に関与します。内毒素は炎症反応を引き起こしますが、構造そのものが直接の抗貪食機構となるわけではありません。
選択肢の確認
a.莢 膜
正しい。
莢膜は好中球の付着と貪食を妨げ、細菌の病原性を高めます。
b.鞭 毛
誤り。
鞭毛は細菌の運動に関与する構造で、代表的な抗貪食因子ではありません。
c.核様体
誤り。
核様体は細菌DNAが存在する領域であり、好中球の貪食抵抗性を直接担いません。
d.内毒素
誤り。
内毒素はグラム陰性菌外膜のリポ多糖で、炎症性サイトカイン産生などを誘導しますが、莢膜のような抗貪食構造ではありません。
e.リボソーム
誤り。
リボソームはタンパク質合成を行う細胞内構造です。
覚えるポイント
- 莢膜は代表的な抗貪食因子である。
- オプソニン化は貪食を促進する。
- 鞭毛は運動、リボソームはタンパク質合成に関与する。