117B016|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
患者の権利で適切なのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
患者の権利の中心は、十分な説明を受けて自ら決める自己決定権と、他者に知られないプライバシーの権利です。
解説
患者は一度治療に同意しても、実施前や治療経過中に意思を変更し、同意を撤回できます。また、診断や治療方針について別の医師・歯科医師の意見を求めるセカンドオピニオンを選択できます。
一方、傷病名は医学的所見に基づいて診断され、患者が任意に変更するものではありません。治療費も制度や診療内容に基づいて決まり、患者が一方的に決定するものではありません。他の患者の診療録は個人情報であり、閲覧できません。
医療倫理上のポイント
同意は一度得れば固定されるものではなく、患者はいつでも意思を見直せます。
選択肢の確認
a.傷病名の変更
誤り。
傷病名は診察・検査に基づき医療者が医学的に判断するもので、患者が任意に変更する権利ではありません。
b.術後の治療費の決定
誤り。
治療費は保険制度や実施した診療内容などに基づき決定され、患者が術後に自由に決めるものではありません。
c.同意した治療方針の撤回
正しい。
患者は一度同意した治療方針についても、意思を変更して同意を撤回できます。
d.セカンドオピニオンの選択
正しい。
患者には診断や治療方針について別の医療者の意見を求めるセカンドオピニオンを選ぶ権利があります。
e.同じ治療方針の患者の診療録閲覧
誤り。
他の患者の診療録は個人情報であり、同じ治療方針であっても閲覧できません。
覚えるポイント
- 患者は同意を撤回できる。
- セカンドオピニオンは患者の意思決定を支援する。
- 他人の診療録は守秘義務と個人情報保護の対象である。