117C026|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
摂食嚥下障害患者に対して行う間接訓練の様子(別冊No. 6)を別に示す。 この訓練によって改善を目指すのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
摂食嚥下の間接訓練は、写真に示された運動がどの筋群と機能を強化するかを考えます。
解説
本問の訓練は、発声や押す動作などを利用して喉頭周囲筋を活動させ、声帯の内転と声門閉鎖を改善する訓練に相当します。声門閉鎖が改善すると、嚥下時の気道防御と咳嗽力の向上が期待できます。
咬合力、口唇閉鎖、舌可動域、唾液分泌を改善する訓練は、それぞれ咀嚼筋訓練、口唇訓練、舌運動訓練、唾液腺マッサージなど目的が異なります。
画像の確認
実画像では、患者が立位で両手掌を壁に当て、上肢に力を入れて押す訓練姿勢が写っている。努力性の押し動作で喉頭閉鎖を促すプッシング法の外観が、声門閉鎖の改善を目指す正答cを支える。
選択肢の確認
a.咬合力
誤り。
咬合力の改善には咀嚼筋の抵抗訓練や咀嚼訓練などを用います。
b.口唇閉鎖
誤り。
口唇閉鎖の改善には口輪筋訓練やボタンプル訓練などが適します。
c.声門閉鎖
正しい。
この訓練は声帯内転を促し、声門閉鎖と気道防御の改善を目指します。
d.舌可動域
誤り。
舌可動域の改善には舌の突出・挙上・側方運動などを行います。
e.唾液分泌
誤り。
唾液分泌の促進には唾液腺マッサージや味覚・咀嚼刺激などを用います。
覚えるポイント
- 声門閉鎖は嚥下時の気道防御に重要。
- 訓練姿勢と活動筋から目的機能を推定する。
- 間接訓練は食物を用いずに嚥下関連機能を改善する。