117C076|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
心臓ペースメーカが適応されるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
心臓ペースメーカは、心拍が遅くなる徐脈性不整脈に対して電気刺激を与える治療です。
解説
洞不全症候群では洞結節の刺激生成が不十分となり、著しい洞性徐脈、洞停止、徐脈頻脈症候群などを生じます。完全房室ブロックでは心房から心室への興奮伝導が途絶え、補充調律による高度徐脈となります。いずれも症状や重症度に応じてペースメーカの適応です。
心室細動は除細動、WPW症候群は副伝導路の評価・カテーテルアブレーション、心室性期外収縮は原因と重症度に応じた管理が中心です。
全身管理上の注意点
ペースメーカ装着患者の歯科治療では、機器の種類、依存度、不整脈の状態を確認し、電磁干渉を起こし得る機器の使用に配慮します。
選択肢の確認
a.心室細動
誤り。
心室細動は心停止波形であり、直ちに胸骨圧迫と除細動を行います。恒久的ペースメーカの適応として選ぶ病態ではありません。
b.WPW 症候群
誤り。
WPW 症候群は副伝導路による頻脈性不整脈が問題となり、カテーテルアブレーションなどを検討します。
c.洞不全症候群
正しい。
洞不全症候群による症候性徐脈ではペースメーカが適応となります。
d.心室性期外収縮
誤り。
心室性期外収縮は頻脈性・異所性興奮であり、通常ペースメーカで治療する病態ではありません。
e.完全房室ブロック
正しい。
完全房室ブロックでは心室への伝導が途絶えて高度徐脈となるため、ペースメーカが適応です。
覚えるポイント
- ペースメーカは徐脈性不整脈に用いる。
- 洞不全症候群と完全房室ブロックが代表適応。
- 心室細動はペースメーカではなく除細動。