117D012|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
デンタルコンペンセーションを評価するのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
デンタルコンペンセーションは、骨格的不調和を補う上下顎前歯の歯軸傾斜として評価します。
解説
骨格性Ⅱ級やⅢ級では、上下顎前歯が骨格的不調和を隠す方向に傾斜していることがあります。これがデンタルコンペンセーションです。
側面頭部エックス線規格写真では、SNA、SNB、ANBなどの骨格指標と、上下顎中切歯の歯軸傾斜角を同時に評価できます。外科的矯正治療前には、この歯性補償を解除する術前矯正が重要です。
選択肢の確認
a.咬合法エックス線画像
誤り。咬合法エックス線画像は埋伏歯や顎骨病変の頰舌的位置などの評価に用います。
b.パノラマエックス線画像
誤り。パノラマエックス線画像は歯数、歯根、顎骨病変などを広く評価しますが、前歯歯軸と顎骨の前後関係を規格的に分析する検査ではありません。
c.前歯部口内法エックス線画像
誤り。前歯部口内法エックス線画像は歯根や歯周組織を詳細にみますが、頭蓋基準平面に対する歯軸評価はできません。
d.臼歯部口内法エックス線画像
誤り。臼歯部口内法エックス線画像は臼歯の歯周・根尖所見の評価に適します。
e.側面頭部エックス線規格写真
正しい。側面頭部エックス線規格写真では骨格関係と前歯歯軸を規格的に評価できます。
覚えるポイント
- デンタルコンペンセーションは骨格的不調和を補う歯軸傾斜。
- 評価には側面セファログラムを用いる。
- 外科的矯正前はデコンペンセーションを行う。