117D021|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
摂食嚥下の5 期モデルにおいて鼻咽腔閉鎖がみられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
鼻咽腔閉鎖は、食塊を口腔から咽頭へ送り込む過程で始まり、咽頭通過中も維持されます。したがって口腔期と咽頭期でみられます。
解説
口腔期では舌が食塊を後方へ送り、軟口蓋が挙上し始めて鼻腔への逆流を防ぎます。続く咽頭期では軟口蓋が咽頭後壁に接して鼻咽腔を閉鎖し、食塊が咽頭から食道入口部へ通過します。
鼻咽腔閉鎖不全があると、嚥下時の鼻腔逆流や構音時の開鼻声がみられます。摂食嚥下の各期は連続しており、機能が一つの期だけに限定されないことがポイントです。
選択肢の確認
a.先行期
誤り。先行期は食物を認知し、摂取方法を判断する段階です。
b.準備期
誤り。準備期は咀嚼して食塊を形成する段階で、鼻咽腔閉鎖が中心となる時期ではありません。
c.口腔期
正しい。口腔期の食塊後方移送に伴って軟口蓋が挙上し、鼻咽腔閉鎖が始まります。
d.咽頭期
正しい。咽頭期では鼻咽腔が閉鎖され、食塊の鼻腔への逆流を防ぎます。
e.食道期
誤り。食道期は食道蠕動によって食塊を胃へ送る段階です。
覚えるポイント
- 鼻咽腔閉鎖は軟口蓋挙上で行われる。
- 口腔期から始まり咽頭期に維持される。
- 閉鎖不全では鼻腔逆流や開鼻声が生じる。