118A002第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

IFN-γ を産生してマクロファージを活性化するのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: b

正答

b

この問題のポイント

ヘルパーT細胞の各サブセットが産生するサイトカインと、担当する免疫反応を対応させる問題です。Th1細胞、IFN-γ、マクロファージ活性化を一組で覚えます。

解説

Th1細胞は主にIFN-γを産生し、マクロファージの殺菌能を高めます。これは、マクロファージ内で生き残る細菌などに対する細胞性免疫で重要です。

IFN-γはマクロファージを古典的活性化の方向へ導き、貪食した微生物を処理する能力や抗原提示能を高めます。

ひっかけポイント
Th1は細胞性免疫、Th2は抗体産生や好酸球反応、Th17は好中球を中心とする炎症、制御性T細胞は免疫抑制を担当します。

選択肢の確認

a.形質細胞
誤り。
形質細胞はB細胞が分化した抗体産生細胞です。IFN-γを中心にマクロファージを活性化する細胞ではありません。

b.Th1 細胞
正しい。
Th1細胞はIFN-γを産生し、マクロファージを活性化して細胞内微生物に対する防御を強めます。

c.Th2 細胞
誤り。
Th2細胞はIL-4、IL-5、IL-13などを産生し、IgE産生、好酸球活性化、寄生虫防御やI型アレルギーに関与します。

d.Th17 細胞
誤り。
Th17細胞はIL-17などを産生し、好中球の動員や粘膜防御に関与します。過剰な反応は自己免疫性炎症にも関係します。

e.制御性T 細胞
誤り。
制御性T細胞はIL-10やTGF-βなどを介して免疫反応を抑え、自己免疫や過剰炎症を防ぎます。

覚えるポイント

  • Th1 → IFN-γ → マクロファージ活性化です。
  • Th2 → IL-4・IL-5・IL-13 → IgE・好酸球です。
  • Th17 → IL-17 → 好中球性炎症、制御性T細胞は免疫抑制を担います。

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