118A004|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
栄養状態の指標となるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a、b
この問題のポイント
栄養評価の尺度と認知機能検査を区別します。SGAとMNAは栄養状態を評価し、MMSE、HDS-R、MoCAは認知機能を評価します。
解説
**SGA〈Subjective Global Assessment〉**は、体重変化、食事摂取量、消化器症状、活動性、身体所見などを総合して栄養状態を判定する方法です。
**MNA〈Mini Nutritional Assessment〉**は、特に高齢者の低栄養や低栄養リスクを評価するために用いられます。摂取量、体重減少、活動性、心理的ストレス、BMIなどを確認します。
歯科国試ではここを押さえる
高齢者歯科では、咀嚼・嚥下機能だけでなく、低栄養、フレイル、サルコペニアを一連の問題として評価します。
選択肢の確認
a.SGA
正しい。
問診と身体所見を組み合わせて栄養状態を総合評価する指標です。
b.MNA
正しい。
高齢者の栄養状態や低栄養リスクを評価する代表的なスクリーニング・アセスメント法です。
c.MMSE
誤り。
MMSEは見当識、記憶、注意、計算、言語などをみる認知機能検査です。
d.HDS-R
誤り。
HDS-Rは改訂長谷川式簡易知能評価スケールであり、主に認知症のスクリーニングに用います。
e.MoCA〈Montreal Cognitive Assessment〉
誤り。
MoCAは軽度認知障害を含む認知機能低下の評価に用いる検査で、栄養指標ではありません。
覚えるポイント
- SGA、MNAは栄養評価です。
- MMSE、HDS-R、MoCAは認知機能評価です。
- 高齢者では口腔機能低下と低栄養を関連づけて考えます。