118A034|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
フェイスボウを用いて半調節性咬合器に装着した研究用模型から得られる情報は どれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
フェイスボウトランスファーで上顎模型を半調節性咬合器へ装着すると、歯列と回転軸の位置関係を再現し、模型上で咬合接触や偏心運動時のガイドを観察できます。
解説
咬合器上では、前方・側方運動を再現し、どの歯が誘導するか、どこに干渉があるかを確認できます。また、口腔内では見にくい舌側から模型を観察し、咬合接触状態を立体的に評価できます。
一方、安静空隙や実際の開閉口運動路は患者の筋活動・下顎運動を伴う生体情報であり、静的な研究用模型だけからは得られません。
選択肢の確認
a.安静空隙
誤り。
安静位と咬頭嵌合位の垂直的差であり、患者の下顎安静位を診察して求めます。
b.Bennett 運動
誤り。
側方運動時の下顎全体の側方移動で、患者固有の運動記録や咬合器調節が必要です。模型そのものから直接得る情報ではありません。
c.習慣性開閉口運動路
誤り。
実際の下顎運動を記録する検査が必要で、装着模型だけでは評価できません。
d.偏心運動時のガイド
正しい。
咬合器を前方・側方へ動かし、犬歯誘導やグループファンクション、咬合干渉を確認できます。
e.舌側から見た咬合接触状態
正しい。
模型は自由な方向から観察でき、口腔内で見えにくい舌側の咬合接触も確認できます。
覚えるポイント
- 咬合器装着模型では偏心運動時の接触を観察できます。
- 模型は舌側からも確認できます。
- 安静位や実際の運動路は患者から記録します。