118A065|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
口腔機能低下症の診断のために、口腔清掃状態不良の検査に用いる指標はどれ か。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
口腔機能低下症の診断項目の一つである口腔清掃状態不良は、舌苔の付着程度を評価する**TCI〈tongue coating index〉**で判定します。
解説
TCIでは舌背を複数の区画に分け、各区画の舌苔付着量を評価します。舌苔は細菌、剝離上皮、食物残渣などからなり、口臭や誤嚥性肺炎のリスクにも関係します。
他の指標は主に歯面のプラークや歯石を評価するもので、口腔機能低下症の診断で定められた口腔清掃状態不良の検査とは異なります。
選択肢の確認
a.PlI〈plaque index〉
誤り。
歯面のプラーク付着量を評価する指標です。
b.OHI〈oral hygiene index〉
誤り。
歯面のデブリと歯石の付着状態を評価する口腔衛生指標です。
c.PCR〈plaque control record〉
誤り。
歯面のプラーク付着部位の割合を示し、口腔清掃指導に用います。
d.PHP〈patient hygiene performance〉
誤り。
染め出しにより歯面のプラーク残存部位を評価する指標です。
e.TCI〈tongue coating index〉
正しい。
舌背の舌苔付着量を評価し、口腔機能低下症の口腔清掃状態不良の判定に用います。
覚えるポイント
- 口腔機能低下症の清掃状態はTCIです。
- TCIは舌苔、PCR・PlI・PHPは歯面プラークを評価します。
- 高齢者では舌清掃を過度な力で行わないよう指導します。