118B012|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
1 歳を過ぎてもみられる原始反射はどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
原始反射は中枢神経系の成熟とともに消失しますが、Babinski反射は錐体路が未成熟な乳幼児では1歳を過ぎてもみられることがあります。
解説
Babinski反射は足底外側を刺激したときに母趾が背屈し、他の趾が扇状に開く反応です。乳幼児では皮質脊髄路が未成熟なため生理的にみられ、一般に1歳半から2歳ごろまでに消失します。
成人で出現する場合は錐体路障害を示唆します。発達問題では、反射の名称だけでなく、出現時期と消失時期を対応させます。
ひっかけポイント
乳児で正常な反射でも、残存する年齢によっては神経発達異常を疑います。
選択肢の確認
a.口唇反射
誤り。
口唇反射などの口腔周囲の原始反射は、哺乳に必要ですが、通常は乳児期早期に統合されます。1歳を過ぎて残る代表ではありません。
b.把握反射
誤り。
手掌把握反射は通常、生後数か月で消失します。1歳を過ぎて明瞭に残存する場合は発達評価が必要です。
c.舌挺出反射
誤り。
舌挺出反射は固形食導入前の乳児にみられ、離乳の進行とともに生後数か月で弱くなります。
d.Babinski 反射
正しい。
Babinski反射は錐体路が未成熟な乳幼児では1歳を過ぎてもみられ、1歳半から2歳ごろまでに消失します。
e.非対称性緊張性頸反射
誤り。
非対称性緊張性頸反射は通常、生後4〜6か月ごろまでに統合されます。1歳を過ぎて残存するのは正常ではありません。
覚えるポイント
- Babinski反射は乳幼児では生理的です。
- 1歳半から2歳ごろまでに消失します。
- 成人でのBabinski反射は錐体路障害を示唆します。