118B018第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

男性での放射線障害で、しきい線量が最も低いのはどれか。1 つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

確定的影響では一定のしきい線量を超えると障害が生じます。男性生殖腺は放射線感受性が高く、一時的不妊のしきい線量が比較的低いことが重要です。

解説

精巣の精原細胞は分裂が盛んで放射線感受性が高いため、比較的低い線量で一時的な造精機能低下が生じます。一時的不妊のしきい線量は、おおむね0.1 Gy台とされます。

白内障、皮膚発赤、脱毛なども確定的影響ですが、選択肢の中では一時的不妊のしきい線量が最も低いと考えます。

放射線防護上のポイント
生殖腺、水晶体、骨髄などの放射線感受性を理解し、正当化と最適化によって不要な被ばくを避けます。

選択肢の確認

a.白内障
誤り。
水晶体は放射線感受性が高く白内障を生じますが、選択肢中では一時的不妊のしきい線量の方が低いとされます。

b.皮膚発赤
誤り。
皮膚発赤は皮膚の比較的高い局所線量で生じる確定的影響です。

c.一時的脱毛
誤り。
一時的脱毛も局所皮膚への一定以上の線量で生じますが、一時的不妊よりしきい線量は高いです。

d.一時的不妊
正しい。
精巣の造精細胞は放射線感受性が高く、比較的低線量で一時的不妊を生じます。

e.造血能低下
誤り。
骨髄は放射線感受性が高い組織ですが、造血能低下として明確な障害を生じるしきい線量は一時的不妊より高いとされます。

覚えるポイント

  • 男性生殖腺では一時的不妊のしきい線量が低いです。
  • 皮膚発赤や脱毛はより高い局所線量で生じます。
  • 確定的影響はしきい線量をもち、重症度は線量とともに増します。

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