118B019|第118回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
エリスロポエチンを最も多く産生するのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
**エリスロポエチン〈EPO〉**は、成人では主に腎臓で産生され、骨髄の赤血球系前駆細胞を刺激します。
解説
腎臓の間質にある細胞は、組織の酸素分圧低下を感知するとEPO産生を増加させます。EPOは骨髄へ作用し、赤芽球系細胞の生存と分化を促進して赤血球産生を増やします。
慢性腎臓病ではEPO産生が低下し、腎性貧血を生じます。歯科治療では貧血による易疲労、息切れ、創傷治癒などにも配慮します。
ひっかけポイント
骨髄は赤血球を作る場所ですが、EPOを最も多く作る場所ではありません。
選択肢の確認
a.肺
誤り。
肺はガス交換を行う臓器ですが、成人のEPO産生の主座ではありません。
b.骨 髄
誤り。
骨髄はEPOの作用を受けて赤血球を産生する場所です。EPOを最も多く産生する臓器ではありません。
c.心 臓
誤り。
心臓は循環を担いますが、成人におけるEPOの主要産生臓器ではありません。
d.腎 臓
正しい。
成人では腎臓がEPOを最も多く産生し、低酸素に応じて赤血球産生を促進します。
e.脾 臓
誤り。
脾臓は老化赤血球の処理や免疫機能に関与しますが、EPOの主要産生臓器ではありません。
覚えるポイント
- EPOは腎臓で産生されます。
- EPOは骨髄の赤血球系前駆細胞に作用します。
- 慢性腎臓病では腎性貧血を生じます。