118C019|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
細胞周期のうち微小管の形成阻害で停止するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
微小管は有糸分裂時の紡錘体を構成します。微小管形成が阻害されると、染色体分配ができずM期で停止します。
解説
細胞周期はG1期、S期、G2期、M期へ進みます。M期には微小管からなる紡錘糸が染色体の動原体に結合し、姉妹染色分体を両極へ分離します。
ビンカアルカロイドやタキサン系薬などは微小管動態を障害し、有糸分裂を停止させます。作用様式は異なりますが、いずれもM期の進行を妨げる点が重要です。
薬理学のポイント
DNA合成阻害はS期、微小管・紡錘体障害はM期という対応を押さえます。
選択肢の確認
a.G0 期
誤り。G0期は細胞周期から離れた静止期であり、紡錘体形成は行われません。
b.G1 期
誤り。G1期はDNA合成前の成長期であり、微小管による染色体分配の段階ではありません。
c.G2 期
誤り。G2期はDNA複製後に分裂準備を行う時期ですが、紡錘体が染色体を分離する本体はM期です。
d.S期
誤り。S期はDNA複製期であり、微小管形成阻害による代表的な停止点ではありません。
e.M期
正しい。M期では微小管からなる紡錘体が染色体分配を担うため、その形成阻害で分裂が停止します。
覚えるポイント
- 微小管は紡錘体を形成します。
- 微小管障害薬はM期で細胞分裂を停止させます。
- S期はDNA合成の時期です。