118D030|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
脳内でシナプス結合するニューロン(ア)とニューロン(イ)に生じた膜電位を図に 示す。 アから放出されるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
中枢神経系で代表的な興奮性神経伝達物質はグルタミン酸です。シナプス後膜に脱分極性の電位変化が生じているかを読み取ります。
解説
グルタミン酸はAMPA受容体やNMDA受容体などに作用し、陽イオン流入を介して興奮性シナプス後電位を生じます。図でニューロン(イ)に脱分極が起きている場合、ニューロン(ア)から放出される代表的な伝達物質としてグルタミン酸を選びます。
画像の確認
実画像では、ニューロンアに活動電位が発生した直後、シナプス後ニューロンイの膜電位が静止膜電位より上方へ緩やかに偏位している。これは脱分極性の興奮性シナプス後電位を示すため、アから放出される興奮性伝達物質としてグルタミン酸が合致する。
選択肢の確認
a.ドパミン
誤り。
ドパミンは報酬、運動、内分泌調節などに関与するモノアミンで、図の一般的な興奮性シナプスを示す代表ではありません。
b.ヒスタミン
誤り。
ヒスタミンは覚醒や摂食などに関与しますが、中枢の主要な高速興奮性伝達物質ではありません。
c.グルタミン酸
正しい。
グルタミン酸は中枢神経系の主要な興奮性神経伝達物質で、脱分極性シナプス後電位を生じます。
d.エンケファリン
誤り。
エンケファリンは内因性オピオイドペプチドで、疼痛抑制などに関与します。
e.ノルアドレナリン
誤り。
ノルアドレナリンは覚醒、注意、交感神経系の調節などに関与するモノアミンです。
覚えるポイント
- 中枢の主要な興奮性伝達物質はグルタミン酸です。
- 主要な抑制性伝達物質はGABAです。
- 膜電位図では脱分極か過分極かを先に判定します。