118D032|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
欠損部粘膜に凹みを形成するポンティック基底面形態はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
ポンティック基底面形態は、審美性、清掃性、粘膜との接触様式で区別します。欠損部粘膜に凹みを形成するのはオベイト型です。
解説
オベイト型ポンティックは、丸みを帯びた基底面を軟組織内へ軽く入り込ませる形態です。歯が歯肉から自然に萌出しているような立ち上がりを再現しやすく、特に前歯部で高い審美性が得られます。
適切な軟組織形態の形成と十分な清掃指導が必要です。過度な圧迫は炎症や潰瘍の原因になります。
選択肢の確認
a.鞍状型
誤り。
鞍状型は顎堤の頰舌側を広く覆い、粘膜との接触面積が大きいため清掃性が悪くなりやすい形態です。
b.船底型
誤り。
船底型は基底面を滑らかな凸面とし、粘膜との接触を少なくして清掃性を高めます。粘膜に凹みを形成する形態ではありません。
c.偏側型
誤り。
偏側型は見える側で顎堤に接し、舌側は離すことで審美性と清掃性の両立を図ります。
d.オベイト型
正しい。
オベイト型は丸い基底部を軟組織内へ入れ、欠損部粘膜に凹みを形成します。
e.リッジラップ型
誤り。
リッジラップ型は顎堤をまたぐように接触し、形態によっては清掃性が低下します。オベイト型のように組織内へ入る形態ではありません。
覚えるポイント
- 粘膜に凹みを形成するのはオベイト型です。
- 前歯部の審美性に優れます。
- 組織圧迫を過度にせず、清掃可能な形態にします。