118D048|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
オーバーオールレイシオが小さくなるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
Bolton分析のオーバーオールレイシオは、下顎12歯の歯冠幅径総和を上顎12歯の総和で割って求めます。分子が小さくなるか、分母が大きくなると値は小さくなります。
解説
オーバーオールレイシオ = 下顎第一大臼歯間12歯の歯冠近遠心幅径総和 / 上顎第一大臼歯間12歯の歯冠近遠心幅径総和 × 100
上顎中切歯に相当する1が巨大歯になると分母が大きくなり、レイシオは小さくなります。下顎第二小臼歯に相当する5が矮小歯になると分子が小さくなり、やはりレイシオは小さくなります。
計算のポイント
上顎歯が大きい、または下顎歯が小さいとオーバーオールレイシオは低下します。
選択肢の確認
a.上顎正中過剰歯
誤り。
上顎正中過剰歯は通常のBolton分析で計測する12歯に含めず、存在だけでレイシオが小さくなるとは限りません。
b.1 の巨大歯
正しい。
上顎の1が巨大歯になると分母が増加し、オーバーオールレイシオは小さくなります。
c.2 の矮小歯
誤り。
上顎の2が矮小歯になると分母が減少するため、レイシオはむしろ大きくなる方向です。
d.7 の先天欠如
誤り。
7は第一大臼歯間12歯の計測範囲外であり、先天欠如はオーバーオールレイシオに直接反映されません。
e.5 の矮小歯
正しい。
下顎の5が矮小歯になると分子が減少し、オーバーオールレイシオは小さくなります。
覚えるポイント
- オーバーオールレイシオは下顎12歯総和 / 上顎12歯総和です。
- 上顎歯が大きいと低下します。
- 下顎歯が小さいと低下します。