119A069|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
上下顎歯槽基底部の前後的位置関係を確認する方法を図に示す。 評価するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
上下顎歯槽基底部の前後的位置関係を咬合平面上で評価するのはWits分析です。
解説
Wits分析では、A点とB点から機能的咬合平面へ垂線を下ろし、その交点AOとBOの前後距離を測定します。頭蓋底基準線を用いるANB角とは異なる方法で、上下顎骨の前後的不調和を評価します。
咬合平面の設定に影響を受けるため、Wits値だけで診断せず、SNA、SNB、ANB、顔貌、咬合所見と併せて判断します。
画像の確認
実画像ではA点とB点から咬合平面へ垂線を下ろし、その交点AOとBOの前後距離を測定している。この作図は上下顎歯槽基底の前後的不調和を咬合平面上で表すWits分析そのものである。
選択肢の確認
a.Wits 分析の値
正しい。
A点・B点を咬合平面へ投影したAOとBOの距離を測る方法はWits分析です。
b.早期接触の有無
誤り。
早期接触は咬合診査や下顎位の誘導で確認し、A点・B点の咬合平面投影によって評価するものではありません。
c.歯槽基底弓長径の値
誤り。
歯槽基底弓長径は模型上で歯槽基底部の前後径を計測する項目で、セファロ上のAO・BOとは異なります。
d.ヘッドプレートコレクションの値
誤り。
ヘッドプレートコレクションは頭部エックス線規格写真の資料群・基準資料に関する概念で、図の直接的計測項目ではありません。
e.プロフィログラムの平均図形との相違
誤り。
プロフィログラムは側貌や骨格・歯の計測点を平均図形と重ねて比較する方法で、AO・BO距離の測定ではありません。
覚えるポイント
- Wits分析はA点・B点を咬合平面へ投影します。
- AOとBOの前後距離で上下顎関係を評価します。
- ANB角とは基準線が異なります。