119B021|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
舌癌の予防で適切なのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
舌癌の予防では、確立したリスク因子である 喫煙を避けることと、舌縁への持続的な機械刺激を除くため 歯の鋭縁を修正することが重要です。
解説
口腔癌、とくに扁平上皮癌の予防では、たばこへの曝露を減らすことが重要です。また、破折歯、鋭利な歯冠・修復物、適合不良義歯などが舌粘膜へ持続的に接触している場合は、粘膜損傷を防ぐため原因を除去します。
慢性刺激だけで発癌を説明することはできませんが、治癒しない潰瘍や白色・紅色病変がある場合は、刺激源の除去だけで長期経過観察せず、必要に応じて生検を含む精査を行います。
選択肢の確認
a.禁 煙
正答。適切です。
禁煙は舌癌を含む口腔癌の主要な予防行動です。受動喫煙や他のたばこ製品への曝露も避けます。
b.減 塩
誤り。
減塩は高血圧や一部の疾患予防には重要ですが、舌癌予防として直接問われる対策ではありません。
c.糖質制限
誤り。
糖質制限は舌癌の特異的予防法ではありません。
d.適正体重の維持
誤り。
適正体重の維持は全身の健康に重要ですが、舌癌の局所的・主要な予防策として選ぶ項目ではありません。
e.歯の鋭縁の削除
正答。適切です。
歯の鋭縁を削除して舌粘膜への反復性外傷を除くことは、粘膜障害の予防と病変管理に適切です。
覚えるポイント
- 口腔癌予防では禁煙が重要です。
- 舌に接触する破折歯や鋭縁は修正します。
- 刺激源を除いても治らない病変は精査します。